機械加工はものづくりの真骨頂、難しい中にも色々と発見があってとても面白いです。
特に新しい仕事が来ると、新しい工具、手順を試すチャンスが訪れます。
普段は決められた工具、手順に従って加工をするのがセオリーの為、新しい仕事は自分の実力がモロに試されるので僕はワクワクします。
機械加工の世界に飛び込んだなら、自分の実力を試したいと思わないとものづくりを楽しめません。
今回の記事はものづくりを楽しみつつ結果を出すコツを紹介します。
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新しい工具を試すチャンス
加工工具は非常に高い(特にマシニング工具)ので壊れたりしない限り、購入してもらえないでしょう。
新しい工具を試すチャンスがあるのは、新規立ち上げのみと言っていいでしょう。
当然新しい仕事を任される人は、実力がある人なので、任命されたなら信用させている証拠になるでしょう。
自分の実力を信じて信頼に答えましょう。
工具選定のコツ
工具は各メーカ-がしのぎを削って毎年のように新商品を出しています。
僕が工具を選定するのに必要にしている事は、やはり工具寿命を基準に考えます。
工具寿命が短いと量産する時、交換サイクルが増えて大変な思いをします。
次に必要なのは、コストパフォーマンスが高いかですね。
工具が100回使えて10000円と80回使えて8000円でしたら、両方とも1回当たり100円のコストが掛かりますが、交換サイクルを考えたら前者の方がコスト的に優れています。
本当はもっと複雑なのですが、考え方は感じです。
新しい手順を考える
新しい手順は自分が思い描いていた加工手順を試すチャンスです。
僕がそうですが、量産活動していると「プログラムはこうした方がいい」とか「こういう方法を試してみたい」とか出てきます。
実を言うと、作業手順の改定は色々面倒なので、実績ある製品は不具合が出ない限り僕はあまりやらないです。
僕にとっては1から加工手順を考える事が出来るチャンスはとても貴重です。
手順を考えるコツ
僕が加工手順を考える基になっている部分は、加工時間の短縮がメインになります。
加工時間短縮はダイレクトに人件費と納期に響きます。
たった1分でも削減出来れば、1日10個加工するとしたら年間3650個つまり約61時間削減になります。
このように考えると分かりやすいと思います。
まとめ
本当ならコストや納期を考えず自分の思い通りにやりたい気持ちはあります。
ですが、会社という組織の中にいる以上、最大限の結果を出さなければなりません。
与えられた役目を果たしつつ、自分の実力を試すのがプロの仕事だと思います。
身近に感じて頂けるととても嬉しく思います。
最後まで読んで頂きありがとうございます。
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