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機械加工の世界への第一歩!初心者が最初にするべき7つの重要なステップ

機械加工初心者
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機械加工の世界に足を踏み入れる初心者の方々に向けて、簡単なスタ-トラインを紹介します。

物凄い技術を持ったベテランの人も最初は初心者です。

最初にするべき事を理解していれば、機械加工技術習得の近道になるでしょう。

今までに多数の新人教育を行ってきた僕の視点から機械加工初心者が最初に行うステップを紹介していきます。

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1. 寸法の確認

測定器の正しい使い方を早めにマスターして、寸法の確認を正確に出来るようにしましょう

正確に測定出来ないと、加工品が良品か不良品か判定出来ません。

図面の見方が分からなかったら詳しく説明している記事がありますので確認して下さい。

械加工初心者でも分かる図面の見方と図面記号の解説

また寸法の間違いに気が付かず後工程に流れてしまうと、納期遅れが発生して、多くの人に迷惑かけてしまう恐れがあります。

そうならないように機械加工初心者は寸法の確認を1回で終わりにしないで再確認した方がいいでしょう。

少しでも寸法の確認して不安を感じたら、先輩作業者に相談しましょう。

2. 材料の選択

製品によって違う材料を使用する事はよくあります。

見た目で分かればいいのですが、中には全く変わらない物も存在します。

やっかいな事に加工してしまうとさらに判別しにくくなります。

最悪のパターンは、違う材料で加工して、世の中に出回ってしまうことです。

例えば車の部品を加工して、大きな事故が起きたとします。

(例)○○会社で製造した自動車部品が原因で大きな事故に発展した

  • 調査の結果、事故を起こした原因が通常とは違う材料が使われていた事が判明
  • 重大な責任問題に発展(大量リコ-ル、客先の賠償請求等)
  • 勤めている会社は経営存続出来なくなった
  • 従業員全員の働く場所を失う

最悪のパターンですが、可能性は0ではありません。

機械加工初心者は材料間違いを防ぐ為、先輩作業者に確認してもらうのが最善策です。

3. 切削条件の設定

機械加工の現場作業者は常日頃から切削条件を気にしています。

最適な切削条件を見つけ出すのは、作業者に取って面白い醍醐味の1つです。

初心者は条件を変更する事はないと思いますが、切削速度と送りは早いうちから理解しておくといいです。

「別に変更する必要がないから関係ない」と放り投げていたらいつまでたっても切削条件の仕組みを理解出来ません

見るだけで理解出来る記事があるので、早いうちに理解してしまいましょう。

4. 適切な工具の選択

機械加工の面白い醍醐味の1つが工具選びになります。

工具は星の数程存在しているので、その中から最適な物を見つけ出した時には、うれしいを通り越して快感です。

初心者は工具の使用目的等分からないと思いますが、自身が加工している物はどのような工具を使用しているか理解しましょう。

使用している工具はどのような目的で使っているのか先輩作業者に尋ねるといいでしょう。

そうすると工具の知識が身についてくるはずです。

酷な事を言いますが、こちらも「別に必要ない」と思ってしまうといつまで立っても覚えません。

早い段階で先輩作業者と一緒になって適切な工具選定が出来るようになり、機械加工の面白さを体感してほしい所です。

5.加工治具に材料を固定

加工治具に固定する作業は、機械加工作業者の大事な仕事の1つです。

取り付け作業は、使用する機械によって難易度が大きく違います。

難易度が分かる記事を以前作成したのでこちらで確認して下さい。

加工治具に材料を固定するに至っては、初心者に限らず慣れた人でもミスをしてしまいます。

ミスがないようにするには、落ち着いて作業することです。

慣れないうちは取り付け後先輩に確認してもらいましょう。

6. 安全対策の徹底

機械加工の仕事は危険と隣り合わせです。

操作を誤ると、大きな怪我をしたり最悪は命を落とす危険性もあります。

僕の周りの人の中には幸い命を落とした人はいませんが、片腕を失った人がいます。

グロい話なのでここでは話せませんが、それほど危険だと認識してほしいです。

先ずは保護具の着用です。

保護具の着用は自身の身を守ってくれます。

詳しい記事を以前作成したのでこちらを確認下さい。

安全作業をして楽しい週末を送りましょう。

7. 定期的なメンテナンス

定期点検、月次点検等聞いたことありませんか?

機械の状態を使用前にチェックして、問題ないか確認する作業です。

問題ある箇所を発見したら自身で直せるのなら修理します。

業者対応になるのなら上司に報告して修理日程を立ててもらいます。

実を言うと面倒くさい作業なので、ルール通りにやらない人少なからずいます。

理由として毎日機械は問題なく動く事が多いからです。

機械はいつ故障するなんて誰にも分かりません。

ですが、定期点検を行っていると「何かおかしい」と気が付くんです。

これを予知保全と言いますが、これが出来る出来ないのでは生産に大きい差が出ます。

定期的なメンテナンスはスムーズに生産出来る代名詞なので是非実施してほしい所です。

成功事例がありますので確認して下さい。

機械加工の世界を楽しもう

いかがでしたか。

機械加工の世界はとても奥が深い仕事です。

慣れてくると、どれが正解なのか自分で見つける事が沢山発生します。

僕はそこが機械加工の面白い所だと思っています。

自身で先輩作業者に色々聞いたり、機械加工の事を調べたりしないと先に進む事が出来ません

だだ言われた事だけやって、いつまで立っても覚えれないまま定年退職を迎えた人もいます。

そうならないように、モチベ-ションを高めて学ぶようにして欲しいと思います。

是非、未来の日本技術を支える機械加工技術者になって下さい

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