機械加工の仕事はキツすぎる、油断すると不良品を作るから凄く神経を使う仕事だし、自分のミスじゃないのに理不尽な怒られ方するし、やってられないから辞めたい
機械加工の仕事をしている人なら辞めたいと思った理由の1つでしょう。
自分に合わなくて転職を考えるのも選択肢の1つですからとてもいいと思います。
ですが、1度冷静になって今まで培ってきた会社の信用や、仕事仲間と離れる決断が本当に正しいのか考える必要があるでしょう。
この記事は機械加工の仕事を辞めたい理由を5選紹介したいと思います。
もし機械加工の仕事をしていて辞めたいと思った人は共感して頂きたいと思います。
この記事で分かる事
- 機械加工の仕事
- 辞めたくなる衝動
- 謙虚な姿勢の大切さ
機械加工の仕事を辞めたくなる理由5選
結論から話ますが、機械加工の仕事は自分がどれだけ努力しても結果が結びつかないと何にもならないからです。
どれだけ難しい加工にチャレンジしようが、結果が出ない事には意味がありません。
努力の過程なんて誰も評価してくれません。
この理不尽さで機械加工を辞めていった人を僕は何人も見ています。
それでは、機械加工の仕事を辞めたくなる理由5選紹介します。
1.機械をぶつけてしまう
機械加工に慣れた人でも、新規部品の立ち上げ等で機械をぶつけてしまう事があります。
機械をぶつけてしまう主な原因は次のような理由に当てはまるでしょう。
- プログラムを間違えた
- 原点設定を忘れた
- 工具補正を取らなかった
- 工具補正入力を間違えた
- ボタン操作を間違えた
- パルスハンドル操作を間違えた
- 材料が治具にしっかり固定されていなかった
機械加工の仕事は「間違い」「忘れた」が命取りなんです。
人間ですから誰だって「間違い」や「忘れた」がありますが、1歩間違えば数日間もしくは数か月間機械が動かなくなる事があります。
機械加工で使用する工作機械はミクロン(μ)単位を求められるくらい精密な機械です。
1度ぶつけてしまうと、修理したとしても機械精度が完全に戻る保証はありません。
数千万円の機械をちょっとしたミスで壊してしまったらもう辞めたくなってしまうでしょう。
実際僕の周りでも何人も辞めていった人います。
2.納期対応
機械加工のオペレーターは「間違い」や「忘れた」を防ぐ為、毎日神経をすり減らしながら生産対応しています。
しかし、生産管理者もしくは上司や先輩などに短納期に追われる事があります。
- この製品いつまでに出来る?
- 明日出荷するから今日まで終わらせる事
- この製品特急対応してほしい
「出来ない」と言っても「出来ない理由は?」と言われるのでかなり無理な対応せざるを得ないでしょう。
出来ない理由はこのような事が多いのではないでしょうか。
- 他の仕事が詰まっていて出来ない
- プライべ-トで予定があるので出来ない
- 残業したくないから出来ない
大事になってくるのが、「出来ない理由を考えるより出来る理由を考える」事なのですが、どうしても自分中心に考えてしまうでしょう。
会社はトップダウンで成り立っているので、相手側も無理を承知で頼んでいる場合が多いのですが、自分は無理したくないので辞める人がいるのも事実です。
キツい事言いますが、どこの会社行っても結局は同じ様な事が多いと思われます。
3.会社の業績が悪い
会社の業績が悪いとボーナスや昇給をしてくれないと考えてしまい辞める人がいます。
例えばですが、2008年リーマンショックが原因で世界中で大不況がありました。
あの最悪な時代を経験した人なら分かると思いますが、会社に来ても仕事がない状態が長く続きました。
僕が勤めていた会社も業績は悪くボーナスカット、基本給4割カット、さらに希望退職者を募っていました。
中には目先の退職金目当てで辞めた人いましたが、新たに職を見つけられず長い間フリ-タ-になっていましたし、現在もその人は契約社員です。
会社の業績が悪いと会社全体がネガティブになるので、不安になるのは僕自身何度も経験しているので良く分かります。
辞めるのも自分の人生ですから良いと思いますが、周りに影響だけはされないように自分の意志で辞めるようにして下さい。
4.給料が安い
機械加工の仕事や工場勤務等は給料が安い所が多いです。
技術力があれば給料が上がっていく会社も多いのですが、我慢できずに辞めてしまう人が多いです。
やはり技術力を磨いていくには、間違いなく技術と経験が大事です。
先輩や上司の体験談は重要で問題解決の糸口になる場合があるので、メモを取る事をオススメします。
いずれにしても自身で問題解決能力を身に付けないと、給料アップは難しいかもしれません。
指示待ち人間になっていませんか?
5.仕事内容がキツい
- 加工前の初期設定(原点出し、中心座標設定、工具補正の設定等)
- 毎回行う寸法チェック
- 工具交換→工具補正出し→寸法チェック→連続加工→工具寿命が来たら最初に戻る
- 手筈通り作業しても不良品を作ってしまう
機械加工の仕事をした人であれば、かなり苦労したはずです。
機械加工の仕事は緊張感をもって慎重に作業出来る人じゃないと向いていません。
間違いない作業を行っていても、加工不良を作ってしまう事なんて普通にあります。
その時、なぜ不良になったのか自分を問い詰めて解決策を見つけないと同じ不良品を作ってしまうんです。
機械加工が好きな人じゃないと緊張感に耐えきれず仕事内容的にかなりキツいはずです。
多くの人がやってられないと辞める人がかなり多いと思われます。
まとめ
大変な作業が多い機械加工の仕事に耐えきれず辞めてしまう人が多い中、謙虚な姿勢で挑戦と挫折を繰り返し素晴らしい技術力を手に入れた人がいるのも事実です。
機械加工の仕事は毎日、何らかの問題が発生する事が多いので、単純作業が苦手な人に向いています。
「やってられないもう辞めたい」と思った方はもう1度立ち止まってみてはいかがでしょうか。
辞める事はいつでも出来ますよ。
どうしても自分に向かないと思ったら上手に転職サイトを利用して自分に合った仕事を見つけて下さい。
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